これまで実際の馬に触ったことのない人でも、これから乗馬を始めることは可能です。ただし、そのためにはまずどこで乗馬を始められるのか知っておかなければなりません。このページでは、乗馬を始められる場所や始め方をまとめました。
乗馬クラブは、文字通り乗馬をするための団体や組織として全国に存在し、一般的には会員制のクラブとなっています。
ただし乗馬クラブにもいくつかの種類があり、それぞれの目的や活動内容によって乗馬スタイルやクラブ会員になる難易度が異なることもポイントです。
乗馬クラブには一般論として大きく以下のような分類があります。
例えばブリティッシュスタイル/ヨーロピアンスタイルの乗馬クラブとは、障害物を馬で飛び越えたり、正確な乗馬技術を訓練したりするためのクラブです。いわゆる馬術競技をイメージすると良いでしょう。
一方のウェスタンスタイルの乗馬クラブは、アメリカのカウボーイのような乗馬スタイルの馬術を練習するクラブです。ブリティッシュスタイルの乗馬クラブと比べてが少なく、技術的にも異なっています。
最後の観光乗馬クラブとは、競技会への参加などを目的とせず、観光客や乗馬を趣味で始めたい人を対象としているクラブです。会員になればレッスンを受けられ、乗馬ライセンスを取得できることもあります。なお、観光乗馬クラブには1日体験や短期間の無料レッスン体験を受けられるものもあり、乗馬体験をしてみる場所として便利です。
大学や一般企業などの中には馬術部を構えているものもあります。そのため、このような教育機関や法人へ所属するか、外部生という扱いでそれぞれの馬術部へ入部して、乗馬を始めることも方法の1つです。
なお、学校の馬術部や企業の馬術部の中には、自前の乗馬場や厩舎を持っておらず、乗馬クラブなどと提携する形で馬に乗る時は提携先の乗馬場を訪れたり、普段の馬の世話はクラブの厩舎へ任せていたりといったこともあります。
ただし、馬はとても繊細な生き物で、しかも購入や世話に多額のお金がかかることもあり、外部生でも入部OKという部活は決して多くないでしょう。
日本競馬協会(JRA)は各地の競馬場に併設する形で乗馬センターを運営しています。
乗馬センターでは乗馬の技術を学べるだけでなく、より正しく馬について知れるように馬の手入れの方法や餌やり、厩舎の清掃といったことも教えられています。
乗馬センターによっては毎年度、初心者向けのクラス会員を募集しており、例えば18歳以上45歳以下の乗馬未経験者が入会を申し込めるといった点が特徴です。
ただし、応募条件には「1年間継続して乗馬活動へ参加できる人」といった条件などがあり、さらに募集人数が少数であることもポイントです。
なお、民間の乗馬クラブと比べて費用がかなり安いというメリットもあります。
参照元:JRA|「初心者乗馬クラス」会員募集!【東京競馬場】
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