競馬学校への入学は狭き門。倍率は30倍にもなると言われています。その中で合格を勝ち取るには、試験前に様々な準備が必要になってくるのです。
JRA競馬学校を受験するには、入学願書を提出しなければなりません。倍率の高い競馬学校では、提出した時点で受験は始まっていると考えて良いでしょう。現に、年齢に応じて44kg~46.5kg、あるいは49kg以下の体重制限が設けられています。中学卒業見込以上である事も必須。これらの条件を満たしていなければ受験を受けることさえ出来ない事もあるのです。
騎手は、体を動かすことが好きな方、小柄な体形の方やスポーツが好きな方、馬が好きな方にオススメの競技です。
願書には、趣味や資格取得を記載する欄、志望動機などを記入する欄があります。願書や必要添付書類などは、漏れなくしっかり記入するようにしましょう。
願書で特に重要視されているのが志望動機。この志望動機は、第一次・第二次試験での面接や保護者との面接において一貫性があるか、試験官にチェックされるからです。
例えば「第4コーナーからの直線、大歓声の中サラブレッドと騎手が一体となって走る姿に感銘を受け、私も騎手になりたいと思い、志望しました」などの志望動機は、あまり良いとは言えません。この志望動機は自己満足的な印象を受けます。大切なのは、自分が騎手になって何をしたいのか、ということ。競馬ファンや馬主・調教師、競走馬の生産者・育成者にとって、自分がどのような騎手であるべき(ありたい)なのか。こういった第三者目線の志望動機により、自分の思いを述べる事が重要なのです。具体的な志望動機は、試験官に思いが伝わりやすいです。
学校にもよりますが願書では、騎乗DVDの提出が可能になっています。このDVDは、自分の大きなアピールポイントにもなります。しかし、これには撮影の仕方が重要になってくるため、注意が必要です。
まずは第一の関門、一次試験を突破しなければなりません。1次試験の内容は、体重測定・筆記試験・集団面接・身体計測・運動機能検査など。一次試験に備えて身体能力を上げておく必要があります。
知識が必要な筆記試験では、競馬場がある都道府県や県庁所在地、地理や歴史、話題性の高いニュースなどの情報を抑えておきましょう。
試験官による集団面接では、様々な角度から質問が飛び交います。その中には毎年、質問される根本的な内容も関わってくるようです。
運動機能検査では、懸垂10回以上・反復横とび・垂直飛び・柔軟性が出来るか、などが問われるため、トータルでカバーしておく必要があります。
もちろん、ジョッキーを目指すものとして馬を上手く乗りこなせているか、は試験で重要視されるポイントです。休みの日は練習に費やしてスキルアップを目指しましょう!
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