馬術競技には大きくブリティッシュスタイル/ヨーロピアンスタイルと、ウェスタンスタイルの2種類があり、それぞれの乗馬スタイルに特徴や固有の技術などがあります。このページでは、乗馬スタイルについて解説します。
オリンピックなどの馬術競技として、正装に身を包んだ騎手が馬を操りながら障害物を飛び越えたり、美しい走行姿勢を保ったりといった、乗馬の技術を競うスタイルがブリティッシュスタイル/ヨーロピアンスタイルです。
ブリティッシュスタイルはその名の示すとおりイギリスの騎馬隊から発祥した馬術競技であり、日本各地の公式大会で正式競技として採用されているのもブリティッシュスタイルとなります。
そのため、全国的にも多くの乗馬クラブや乗馬センターがブリティッシュスタイルを取り入れています。
ブリティッシュスタイルの馬術競技では単に馬を操る技術を競い合うだけでなく、騎手としての礼儀作法やドレスコードにも注意しなければなりません。
ウェスタンスタイルとは、アメリカのカウボーイに由来する乗馬スタイルです。洗練された競技場での技術勝負と異なり、ウェスタンスタイルは生活に根ざした馬術がベースとなっています。そのため、時には長距離移動も必要となることを想定し、長時間の騎乗でも疲労を軽減できるようブリティッシュスタイルよりも大きく頑丈な馬具が使われていたり、服装もジーンズやウェスタンブーツ、カウボーイハットといった伝統的なカジュアルスタイルとなっていたりすることが特徴です。
正式に馬術競技としてウェスタンスタイルの乗馬スタイルを採用している乗馬クラブは多くありません。ただし、観光地などではウェスタンスタイルの乗馬スタイルを行っていることもあります。
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