騎手(ジョッキー)、厩務員になるには? 競馬学校合格するための方法
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競馬学校の騎手課程で学ぶ

騎手課程での毎日をどのように想像しますか。おそらく、皆さんの想像している通りでしょう。
そうです、決して楽ではありません。

JRAが世界に誇る充実した環境のもと、騎手に求められる知識や技能を3年間かけて修得していく騎手課程。そこでは、規則正しいスケジュールで行なわれる厳しい教育プログラムが待っています。

ジョッキー養成所の教育プログラム

特に体重を規定内に保つための食事制限などは、育ちざかりの年代にとっては非常に辛いことです。しかし、その厳しさの中からこそ、プロの騎手として活躍するための資質が磨かれていきます。

また、社会人としての自己規制、自主独立の精神も培われます。競馬学校では、もちろん騎手になるための力をつけることが第一目標!ではありますが、競馬学校では人生という視点からも有意義な時間を過ごすことができるのです。

授業の内容としては、「学科」と「実技」に分けられます。
「学科」は、競馬法規、馬術・競走理論といった専門教科だけでなく、一般教科(総合社会、フィジカル・メンタルトレーニングなど)も学び、幅広い知識を密つけていきます。
「実技」については、基本馬術にはじまり、競走馬術へとステップアップしていきます。そして最終学年の3年生になると、よりリアルな模擬レースで実戦力をつけて、総仕上げを行ないます。

騎手課程の生徒の1日

競馬学校の騎手課程の日課は、次のようになっています。

起床~午前中

朝は5時40分(夏は4時40分)に起床し、点呼を受けたり、体操をしたりするところからスタート。午前中は、朝飼付け(飼葉を与えること)や厩舎作業や装鞍を含む実技を行ないます。

このように競馬学校のみならず、競馬の世界では馬の生活サイクルに合わすため朝が早いのが当たり前。朝早くから作業、実技があるので、早寝早起きのリズムを競馬学校入学前から身につけておくことが必要です。

【05:40】起床・検量・点呼・体操
【06:00】厩舎作業・朝飼付
【07:00】朝食・休憩
【08:00】厩舎作業・実技

午後~消灯

午後からは、厩舎作業と学科の授業があります。17時からは夕食や入浴、自習などで過ごし、19時30分には夜飼付けの作業にあたります。20時からは、自由時間にあてられますが、21時30分には就寝しなくてはなりません。

厩舎作業の間に学科があったり、自習時間のあとに夜飼付があったりと、からだと頭を常にはたらかせているため、相応の体力が求められます。

【12:00】昼食・休憩
【12:45】厩舎作業
【13:00】学科
【14:45】厩舎作業
【17:00】夕食・入浴・休憩・自習
【19:30】夜飼付
【20:00】自由時間
【21:30】就寝

なお、夏期は「夏時間日課時限表」となって起床時間が早くなるほか、下記のような時間割編成となります。

【04:40】起床・検量・点呼・体操
【05:00】実技(装鞍含む)
【08:00】朝食・休憩
【08:45】厩舎作業
【12:00】昼食・休憩
【12:45】厩舎作業
【13:00】休憩
【14:15】学科
【16:00】厩舎作業
【17:00】夕食・入浴・休憩・自習
【19:30】夜飼付
【20:00】自由時間
【21:00】就寝

騎手課程で行われるフィジカルトレーニング

騎手を目指すのであれば、フィジカルトレーニングは欠かせません。騎手は減量と並行しながら、馬を乗りこなせる筋力や体力が必要です。ただ筋肉をつけるだけではなく、フィジカルトレーニングを通じて思い通りに自分の体を動かせるようにならなくてはいけません。

騎手過程では、疾走する馬に合わせパフォーマンスを発揮できるように柔軟でしなやかな体幹の強さを手に入れられるトレーニングを重視。馬と一体化するために必要な「体性感覚」も重要視されています。

段階を踏んで徐々に強度を上げていく

フィジカルトレーニングは、集中して行えばすぐに効果がでるようなものではありません。入学から卒業までの期間を通じて徐々に強度を高めていきます。入学したてであれば、マット上での前転から始め、バク転や空中前転ができるところまで、徐々にトレーニングを進める流れです。天井から吊らした網を登っていくトレーニングといったように、筋力とバランス感覚を磨いていくトレーニングを行ないます。

トレーニングの進み具合は個人差があるので、各トレーニングメニューは到達度に応じて修正・発展を行なっていきます。

多種多様なトレーニングメニュー

数年間フィジカルトレーニングを行うと、どうしても飽きや慣れが出てきてしまいます。競馬学校では飽きずに楽しくトレーニングができるように随所に騎手を意識した工夫も取り入れています。

たとえば、単にトレーニングをするだけではなくヘルメットやプロテクターを身につけ片手にステッキを持って行うことも。実際の騎乗を意識した格好でさまざまな動作を行なっています。

ほかにも、大きな鏡を前に持って行ってフォームをチェックしたり、不透明なゴーグルをつけて目からの情報を減らしてみたり、と言ったように多種多様なメニューをこなしていきます。

自分自身の課題に気づく感覚も養う

フィジカルトレーニングを授業で行なっている間はいいのですが、競馬学校では途中からトレーニングセンターでの実習期間を設けています。実習中は競馬学校を離れることになり、フィジカルトレーニングは自己での管理が必要です。

実習を終えて競馬学校に戻ってきた時に騎乗技術の上達はしていても、フィジカル面が落ちてしまっているているケースもありえます。

プロになれば日々の騎乗をこなしながら、フィジカルトレーニングを行っていかねばいけません。さまざまな機会を通して、「自分に何が足りないのか」「それを補うにはどうすればいいのか」といったことを考える感覚も競馬学校では養っていきます。

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