馬に乗れる方や馬の飼育に詳しい方などは、乗馬クラブで働いてみたいと考える場合もあります。そもそも乗馬クラブで働くためには、どうしたらよいのでしょうか?このページでは乗馬クラブの仕事内容・働く方法などを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
乗馬クラブでは、馬の体調・運動管理のほかにも畜舎の管理を行わなければなりません。さらに乗馬クラブは会員である利用者に対してサービスを提供しているので、馬の管理だけでなく、利用者への接客も大切な仕事のひとつです。会員を増やすための営業活動・利用者への接客・コミュニケーション業務、商品・サービスをアピールする広報活動なども丁寧に行う必要があります。
どんなに馬の管理が上手であっても、接客態度が悪ければ乗馬クラブでの仕事は務まりません。利用者が楽しく乗馬ができるようにコーディネート・エスコートを行うことが大切です。利用者に対し真摯な態度で接し、信頼関係を深めることを意識しましょう。
乗馬クラブで働くためには、騎乗技術を高める必要があります。もし騎乗技術が高ければ、利用者からの指名が増える可能性があり、自身のセールスポイントになるでしょう。そのために日本馬術連盟認定騎乗者資格・全国乗馬倶楽部振興協会が認定する指導者資格などを取得するのがオススメです。資格を取得することで客観的に騎乗技術を証明でき、自身にとってもレベルアップを図るモチベーションとなります。
騎乗技術を高めるためには、専門の学校やスクールに通うのも一つの方法です。基本から学ぶことができるだけでなく、就職のための研修が設けられているケースもあります。そのためスムーズに就職しやすくなるでしょう。
乗馬クラブの求人には「研修生」という文言が記載されているケースもあります。これは未経験であっても、働きながら乗馬経験を積むことができ、乗馬インストラクターになるまでの間は研修生扱いで働けるという意味でしょう。この研修生の制度は以前多くの乗馬クラブで導入されていました。しかし給与も低く、長時間労働を強いていた事実も。今では労働基準法違反に問われるケースも少なくありません。そのため研修生制度は徐々になくなりつつあります。
もし未経験から乗馬クラブで勤務する場合は、違法状態の雇用形態には注意してください。インストラクターの資格を有していれば、条件の良い求人も多数存在します。まずは騎乗技術を高めたうえで乗馬クラブに就職をしたほうが良いでしょう。
上記のような条件が必要不可欠でしょう。乗馬クラブは馬だけを管理すればいいのではなく、サービス業という一面もあるため、それに対応できる接客マナーが求められます。そのため馬だけでなく、人も好きという方に向いている仕事です。人に対しても丁寧かつ親身に接することで、仕事の幅も広がるでしょう。
また「どうしたら上手く騎乗できるのか」を真剣に考え、その方法を提案する力も必要です。利用者が求めるレベルになるように指導することを楽しめる人が、乗馬クラブで働く人に向いています。
乗馬クラブは馬や畜舎の管理だけでなく、利用者への営業・広報・接客などの仕事もあります。自身が馬に騎乗できなければ指導することもできないので、高い騎乗技術が必要となるでしょう。研修制度によって未経験でも就職できる可能性はありますが、長時間労働を強いられるリスクはあるので注意してください。
乗馬クラブのスタッフやインストラクターとして働くことは勇気がいるだけでなく、覚えることも多く大変でしょう。そのためスクールや学校で基礎をしっかり習得し、希望する乗馬クラブで働き始めるのもアリです。
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