騎手(ジョッキー)、厩務員になるには? 競馬学校合格するための方法
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JRA騎手になるには

G1レースに勝利をして、大歓声の中でガッツポーズを決めるJRA騎手。その輝く姿を見ていると、誰もが憧れを感じずにはいられません。

憧れの騎手への道を切り拓こう

武豊選手のような人気騎手ともなると、マスコミにも頻繁に登場するし、高額な獲得賞金も話題になります。「JRA騎手になりたい」「自分の子供をJRA騎手にしたい」という人が後を絶たないのも、うなずける話です。

しかし、誰でもJRA騎手になれるわけではありません。選ばれた人たちが、厳しい訓練を積んではじめて、JRA騎手になることができるのです。では、JRA騎手になりたい人は、どうすればよいのでしょう。

まずは、一日も早く(理想は中学生の時)、JRA騎手を目指すことを決心することです。そうしなければ、何も始まりません。そして、次にすべきことは、馬の学校(競馬学校に入るための予備校)でJRA競馬学校への準備を行なうことです。

そして、さらにもうひとつ、将来のことを考えると絶対に押さえるべきポイントがあります。それは、高校卒業資格の取得です。若いうちに、騎手という目標を決めてチャレンジしていくのは、素晴らしいことです。でも、チャレンジにはリスクも伴います。是非とも、高校卒業の資格も同時に取得し、自分の可能性を広げておくことをお勧めします。

このサイトでは、JRA騎手になるまでをシミュレーションできるお役立ち情報を集めてみました。
JRA競馬学校に入るための予備校について…
また、見事合格を果たしたとき、JRA競馬学校では、どんな毎日が待っているのか…

このサイトで、自分のJRA騎手がなるまでの道筋を、具体的に思い描いてみてください。「JRA騎手になりたい!」という思いが、きっと今以上に高まりますよ。

どうしたら騎手になれるのか

騎手になるにはどうすればいいのか。そんな率直な疑問に対する答えは、2つあります。

1つは、日本中央競馬会JRAの競馬学校を卒業すること。

もう1つは、地方競馬NARの地方競馬教養センターを卒業すること。

目指すところがJRAか地方競馬かの違いですが、いずれにしてもそれぞれが所管する養成学校への入学、卒業することで騎手になることができます。

では、競馬学校受験の流れについて説明しましょう。

JRAの競馬学校の受験は年1回開催されます。会場は千葉県白井市の競馬学校本校と、滋賀県の栗東トレセン、そして札幌、小倉の各競馬場です。

中学、高校で、スポーツで抜きんでた成績をあげた場合は「スポーツ特別入試制度」で一部受験科目が免除されますが、以下は一般の受験について記します。

まず8月下旬に1次試験があり、身体検査、運動機能検査のほか、面接と学科試験を受けます。学科試験は国語と社会、面接は集団面接です。ここで注意すべきは、身体検査。体重測定で規定の体重を少しでもオーバーしていようものなら、問答無用でアウトです。日ごろからの自己管理能力も問われます。

1次試験の合格発表は9月上旬にあり、無事にパスできれば10月上旬の2次試験へ。2次試験は競馬学校本校にて3泊4日の合宿形式でされますが、再び身体検査があるため体重管理は要注意。

2次では騎乗適正検査や厩舎作業審査など、より実践的な試験科目も加わります。

また、面接は保護者を交えての個別面接に。本人の個性や性格、家庭での自己管理・教育方針、競馬・騎手への理解度など、多角的に人物像を見られます。

2次試験の合格発表は10月下旬で、そこで合格すれば晴れて競馬学校への入学です。

また、競馬学校では3年間でおよそ380万円の学費がかかりますので、卒業後後払い制度利用の有無なども含め、保護者の方と事前に相談しておくのが望ましいでしょう。

ですが、競馬学校も地方競馬教養センターも、大学のように受験さえパスすれば誰でも入れる、というものではありません。騎手の養成学校には特有の受験制限・資格があり、それをクリアすることが第一条件。

JRAの競馬学校を例にその受験要件を見てみると、次のような内容となっています。

JRA競馬学校受験資格

  • 入学時点での年齢が20歳未満であること
  • 騎手としての健康状態を満たしていること
  • 受験日の体重が44kg~46.5kgであること※

※受験年齢により異なる

受験年齢は20歳未満であればとくに規制はありませんが、中学卒業以上の学歴が必須となりますので、実質的には15歳~20歳までと考えていいでしょう。

「騎手としての健康状態を満たしていること」という言い回しは、少しわかりにくいかもしれません。擬態的には、視力でいうと裸眼で0.8以上が必要となります。同様に、騎手をこなすために求められる聴力や色別力も必要です。

また、受験日の体重は、年齢が高いほど体重上限も高く、反対に年齢が低ければ体重上限は軽くなります。

一方、地方競馬教養センターのほうはというと、JRAよりもひと回り要件がゆるやか。

たとえば、年齢、学歴の要件は変わりませんが、視力は裸眼で0.6以上あればOK。0.8より少し悪くても、JRAの競馬学校ではダメでも地方競馬なら受験資格があります。

しかしながら、「受験資格があるから」といって喜ぶのは時期尚早。競馬学校の合格率は高くても10%にも満たず、通常は受験倍率が30倍という極めて狭き門です。超難関大学並み、もしくはそれ以上だといっても過言ではありません。

なんの対策もなしに合格することは、まずもって不可能だと断言できます。

志望動機ひとつとっても、願書から1次の集団面接、2次の個別面接までつながっており、きちんと対策を立てたうえで書くことが重要。それを見越した書き方をしないと、ステージが進むにつれ綻びがでてくるでしょう。

学科試験も競馬そのものの知識のみならず、一般常識や競馬関連法についての知識も問われます。騎乗試験も相応の訓練をこなしておかないと、まずもってライバルを出し抜くことはできません。

超難関大学に合格するには、予備校で難関大受験に特化した受験対策を受けるのと同様、競馬学校合格にもしっかりとした受験対策が必要なのです。

競馬学校と地方競馬教養センターどちらが早く騎手になれる?

JRAでも地方競馬でも「とにかく騎手になりたい」「一刻も早く夢を実現させたい」という人がいるとするなら、騎手になるまでの時間を多少なりとも短縮できるのは「地方競馬教養センターへの入学」であるといえます。

ですがこれはあくまで、少しでも短い年数で騎手になる夢を実現させたい場合の選択方法になります。どちらの学校が良いのかという点については、単純に考えるべきものではありません。

JRAの騎手になるか、地方競馬の騎手になるかは、その後の人生を左右する大きな決断のポイントにもなります。しかし単純に騎手になれるまでの年数を見比べてみたとするならば、両者の間に「遅い」と「早い」という違いは出てきます。

地方競馬教養センターへの入学が騎手になるための近道というのは、単に生徒として教育を受ける期間の長さを比較したうえでの話です。JRAの競馬学校よりも地方競馬教養センターの教育課程の方が1年短いため、入学してから卒業するまでの時間をJARよりも1年分短縮することができるのです。

JRAの競馬学校と地方競馬教養センターの教育課程

JRA競馬学校の騎手課程は、教育カリキュラムが3年間に渡って組まれています。つまり入学してから最低でも3年間は生徒として学び、その後、騎手免許に挑戦することになります。騎手免許試験に晴れて合格したあとは、所属する厩舎を決め、厩舎も無事に決まればようやく騎手としての活動が始まります。

一方、地方競馬教養センターは、基本的な流れはJRA競馬学校とあまり変わりません。

しかし入学してから騎手になるために受ける教育課程は、JRA競馬学校が3年間であるのに対し、地方競馬教養センターは2年間となります。センターを卒業したあとは騎手免許試験に挑み、合格後に所属する厩舎を選択します。

そして厩舎が決定したあと、いよいよ騎手としてのデビューとなるのです。 入学後の大まかな流れは変わりません。しかし、地方競馬教養センターの方が1年分短い教養課程で騎手免許試験に挑戦することができるとわかります。

そのため単純な年数の問題としてどちらが騎手になるための最短ルートであるかと考えるのであれば、地方競馬教養センターに入った方が1年分の近道が可能であると考えられます。

倍率から見る入学の難しさ

JRA競馬学校の場合、入学試験の倍率は30倍にもなるといわれています。

一方で地方競馬教養センターの場合、入学試験の倍率は10倍以上といわれます。どちらも非常に高い数字ですが、地方競馬教養センターの方がいくらか難易度が低いことも同時にわかるはずです。

試験に合格する確率を少しでも上げ、より入学できる可能性が高い方を目指すのであれば、倍率から考えても地方競馬教養センターの方が確実性はあるといえます。

しかしながら地方競馬の場合、運営状況によっては収入面がとても厳しいという現実もあります。中央競馬における騎手の平均年収が数千万円に上るのに対し、地方競馬の騎手は数百万程度であることも少なくありません。それらを踏まえたうえで騎手になる道を選択することが求められます。

JRA競馬学校も地方競馬教養センターも、そこで学ぶためには多くのライバルよりも高い成績を収めて入学する権利を得なければなりません。

しかしどちらの学校を受験しようと決意したとしても、万が一試験に落ちてしまった場合には次の年の試験日が来るまで待たなければならなくなります。

騎手を目指す人にとって、タイムロスが生じることほど痛手となるものはありません。

騎手になるための学校に入学するには、年齢制限が課せられているだけではなく、厳しい体重制限という高いハードルもあります。育ち盛りであればなおさら身長はどんどんと伸びていくので、比例して体重も増えやすくなります。

そのため年齢が低ければ低いほど、入学の要件を満たすうえでも有利になると考えられるのです。狭き門とはいえ、一発で合格することが何よりも望ましいことでしょう。

 
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